20190228 渡辺翔太group -Shota's Birthday Live-

もはやひとつひとつライブのことを思い出すの厳しいのではと思わないでもないのですが行った事自体を忘れるのはもったいないように思うので少しだけ。

この日はまだ2月、とても寒かった。Mr.Kenny'sというライブハウスは、金山駅最寄りということでアクセスいいのかと思いきや駅から全然遠いので、遅刻するタイプの人間にはきびしくて、その日も駅からの道のりを殆ど走ってなおスタートに5分遅れだった。ジャズのステージは数分押してくれることが多いのでお願いお願い、と思いながら扉を開けたら入ってすぐのカウンターのところにショータさんがいて、名前呼んで挨拶してくれた。いつものことながら行き届いたファンサ。握手してくれたんだけど私の手がこなくそに冷え切っており非常に申し訳なかった、本番前にほんとごめんなさい。ちなみにショータさんの手はふくふくとして非常に縁起がよさそうなので皆さんもサインとかしてもらったら握手もしてもらうといいと思う。私は棋士の羽生九段に握手してもらったことがあるのですが、有り難みが似ています。羽生さんの手はすべすべで薄い。なんの話だ。

そんなギリギリに駆け込んだせいで具合のよさそうな普通の席は全部埋まっていて、最前列のダンディジャズおじさま×2の間に座る羽目になってしまった。特に左に座ったおじさまはジャックダニエルかなにかをキープしてて万事よろしくやってはった…(お酒ください…)謎の緊張をしながら聞いた。

この日はjunkoさんが作詞したfaithという曲をやっていて、それもよかったし、ショータさんが初めて外国に行ったときに作った、えーとjust a little thingsだったかな。なにしろ微妙に違和感のある英題の曲をやっていて、それもよかった。Color of Numbersでショータさんがめちゃめちゃ弾きたくっていて完全に面白くなってしまいだいぶ縦ぎみにノッていたら、終演後にショータさんから指摘された、「フッてなんとなく顔を上げたらステージ上の人よりノッて聞いてくれてて嬉しかったです」完全に恥ずかしい事案で、思わず女友達に相談した。私ってなんかヤバい動きしてる?キモい?ってしつこめに聞いたけど女友達に聞いてる時点で自分の心を守りたいのが見え見えである。はやくハンチングかぶって腕組みながらウイスキーロックで飲んでいいタイミングで「イェッ」とかいうかんじになりたい。最近スタンディングのライブはシラフで聞くことが多いのでそうでもないと思うんだけどジャズは座りなのがいけない。

このグループを見るのは2回めだったのだけど、なぜか常にドラムの橋本さんをベストな状態で聞けない。最前だとドラムちゃんと聞くのってしんどい気がするし、以前はフルセットじゃなかったし。ギターの清水さんはかぶりつきで聞くのもオツで、ずっと難しい顔してらしてそれをガン見してたのだけど、弾いてるソロが難しいからそりゃそうだよな…と思いました。ba.島田さんは安心安定安全強い、というかんじでショータさん含めリズム隊の信頼関係はこのグループの激アツポイントだと思います。