中山可穂「男役」「娘役」

 年末から年始にかけて読んでいた。学生のころ友人経由でハマり何作か読んだ作家さんが、50歳を越えて滞りなくヅカファンになっていたらしい。趣味が高じてこんなにおもしろい小説が書けるなんて最高だなと思う。修飾、形容の過剰さ、有り余る熱量がそのままヅカっぽく妙味となっています。胃もたれしたいとき、ヅカに対する愛が高まったけどすぐには劇場にいけないとき、ファンタジーが読みたいときにどうぞ。このシリーズはもう一作「銀橋」が発売されていますがまだ読めていない。

男役 (角川文庫)

男役 (角川文庫)

 

 

 

娘役 (角川文庫)

娘役 (角川文庫)