20190629 さとうもか×君島大空(O.A.ゆいにしお)

喫茶モノコトで。

 

この日は企画が知人のおじさまだったので受付や物販を少しお手伝いしてて、私の接客自体はまずいところがいくつもあっただろうなと皆様には申し訳なく思うのだけど、演し物の中身がとても良かったのでお手伝いの手際の悪さなんか全部吹っ飛んだと思う、やったぜ。

 

・ゆいにしお

マネージャーにはおこられたって言ってたけどショート黒髪かわいいと思うの。

Song Book Trio のツアーで見た以来で、ギターの上達に驚いた。日々の修練の気配に弱いのでゆいちゃんに対する好感度が爆上がりした。

上京するそうで、そのうち東京のライブハウスでお目にかかるかな。ファンの皆さんも暖かい方が多くておかげさまで違算金もなく物販が締まりました。ありがとうございました。

 

・さとうもか

この方は友人が教えてくれて、そのときかなり酔ってたんだけど次の日うろ覚えでアーティスト名を確認してライブラリに追加した。ひとしきり聴いてしばらく放ってあったのだけど、前日にもう一回聴き返していて、これは大層にお聞き入りの曲よ、と思っていたMelt Summerをやってくれて嬉しかった。

一瞬の一生だった、て思えるときが確かに人生にはある。そのときを思い出せる曲。これより後のことについては祈るくらいしかやることがないし、どのように終わっても、もしくは続いても、大した問題ではないと感じる。

タッセル沢山のツーピースかわいかったな、ああいうお洋服はどこで売ってるのだろう。物販もそのあと東京に移動でなければなにか買っていたと思う。全部かわいかった。

 

・君島大空

どうしようもなく音楽だったんだよな、そういう感想をさんざっぱら書かれてると思うのだけど。

ギターがとにかく上手で、技術的な問題で音楽が野暮ったくなる箇所が全然ない。常に前へ前へ進むエネルギーが緩急はありつつも保たれるので、どんなに歌を揺らしても、音楽の流れが淀まない。果てしない練習の後、一度きりの本番でいいからああいうことをやってのけたいっていう欲望はずっとあって(主に小6のピアノの発表会と中学の吹奏楽部で出てた脳内麻薬の話をしています)、毎日のようにそんなことばっかりしてるっていうのはどんな気分だろうなあと思った。吉田美和の、あるいは中村佳穂の歌みたいな、ほとんどその人の言語のように感じられる音楽。タッピングなんかをとてもさりげなく使うんだけど、不自然に技巧を見せびらかすようなところがなくて本当にさ、楽器と仲良しなんだねぇ…とうっとりした。

最初から2曲目とアンコールの曲好きだったな。uamiさんとやった「悲しくてやりきれない」もよかった。あれ、違う曲だったかな、言ったら自信がなくなってきた。知ってる曲ではあったんだけどな。サンクラにたくさん曲ある、て言ってたから順次聴いていきますね、うれしい。

MCは半分くらい聞きとれなくて、そのうちに聞き取れるようになったらいっぱしの君島ファンかなと思う。次に聴けるのはフジロック、楽しみ。

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終演後レジを閉めて、慌ててハイボールをひっかけて夜行バスに乗った、いい余韻があって、いつものようにビル・エヴァンスのaloneを聞いて眠った。