20181102 NabowaとYasei Collective

金曜日は得三にいた。
Nabowa、8年位前に友人の部屋で聞かせてもらって、いいなと思っていたのにここまで自分ではちゃんと聞かずにきていたのでライブを見られてよかった。9月25日に松下マサナオさんが「対バンNabowaなんで!来て!Nabowa好きでしょみんな!」みたいに言ってくれてよかった、Nabowaすきです、Yaseiさんもすきです。

ヤセイも初めてライブ見たのだけど、別所さんがいるヤセイを見られてよかったなと思う。来年以降の活動を見るときの腹落ち感が違いそう。

斉藤さんがわりとずっとボコーダー係なの、なんとなく歌として聞いてしまうけど前提としてギターが上手じゃないとあんなことできないんですよね、たぶん。生で見たことある中だとCRCK/LCKSの小西さんがウインドシンセ(違うんかな、吹いてるのは見たことないけど)でやってるときも脳が忙しそうやなと思うけどそもそも息使わない楽器の指使いでやるほうがより困難そう、と思ったりした。格好よかったな…

ベースの中西さんはベース弾いてるときもかっこいいんだけどなぜかシンセベース弾いてるときにゴリゴリのキメキメ感が増すっていう現象があって、すごい最高である、鍵盤で弾くベースすごい最高

とかいいつつ私はこのわりと四拍子多い目の曲が好きでした、サビの唐突なキャッチー感やらブレイクあとの転調やらでなんか照れちゃう、なんでJ-POPすきなのばれてるん、みたいな気持ち。

この日出てたドラマーさんはお二人ともバチバチのびしびしでドラマーってやっぱり半分くらいはアスリートなのかな、と思った。まあどんな楽器も身体のコントロールと密接に関係はあるけど、ドラムって見てるだけでその関係性、相関、連動性が伝わってくるように思う。

音楽をライブ会場で”聴いて”かつ”観る”事自体に体験としてそれらを目撃するという意味があるな、と思う。ギターソロ弾いてる時の顔とか、管楽器のブレスとか、ボーカルのインターバルの取り方とか。ひとつひとつの瞬間を目に焼き付けたいと思ってもまぁアホなのでどんどん忘れてしまうのだけど、演奏の呼吸や間合いは、目に見えているときのほうが耳で聴いているだけのときより少し、でも確かに捕まえやすくなっている。だから、音楽に触りたいときに生の演奏を見に行くのは、効能が高い手段なんじゃないかな。

自分でやるのはそれはそれでいくらでも密度をあげられるいい方法だと思うけど。
9月後半に気が狂ったみたいにライブ行くことになったの、生演奏を観ることについての理解が少し深まる体験だったように思う、ありがたいことです。