20181030 TAMAXILLE@jazz inn lovely

火曜日の夜にちょっと贅沢なライブを見た。

本田珠也のカルテットなのだけど井上銘も類家心平もいるの、私が得をする。
美空ひばりには敬称をつけないので同じ理由で敬称つけないときがある、エゴサでもしご本人の目に止まることがあったら許して下さい)

井上銘くんは最初に見たのはCRCK/LCKSだと思うのだけれどその直後に石若駿トリオで見たときに彼のCDを買って、愛聴している。すごい上手なの、私だけじゃなくてなんかジャズに詳しい人も言ってるから間違いないと思う、すごい上手なんだ、彼は。小学生並みの感想を地で行っていて申し訳ないのだけれど自作じゃない曲で普通にブルースっぽいソロを弾いたりしたときにすらとびきり格好良くて感動する。類家さんのソロ終わりのモチーフ流用してそのままソロを弾き継いだり、これは私の好みかもしれないけど、あ、そのスケールでもうちょっとそのまま行って欲しい、なぜなら気持ちいいので、と思ったときにほんとにそのままもうちょっと弾いてくれたりするのですよね。一つ一つの音の粒が揃うから同じモチーフを繰り返したりスケールを続きで弾いたときの美しさが際立つのかもしれない、と思う。Taiji Songはテーマがすきだから聞けて嬉しかったな、やすらぐ和音の連なり。

類家心平さんは私にとってはurbの人で、菊地成孔まわりをなんとなく避けているがためにそうなっているのだけど本田珠也さんも聞いたことだし観念して菊地成孔もきこってなったし、学生の時urb聞いてたのやっぱいいことだったんだ、教えてくれた友達ありがとうってなった。(菊地成孔をなんとはなし避けていたのはきらいだからとかではなく現時点で村上春樹読んでない人が今から村上春樹読むのちょっと億劫なのと同じかんじだ、伝われ)
生で見たのは初めてで、あんなにほっぺが膨らむ人だって知らなかったから最初びっくりした。でもほっぺ膨らんでても格好いいね…。サブトーンで喋ってるみたいに吹いてるときと普通に鳴らすときの切り替わりが軽快で効果的で当たり前だけどすごい、すごいねえ…となった。

ベースの須川さんも石若駿トリオぶりだったのだけど、エレベ持ってた…!!!!!!!
ウッドベースもいいのだけど、エレキベースを持たすの謎の背徳感があって
いい、ミーハーは大賛成する。
まあそんなことを言いつつでも音に関して言えばわたしは全然ウッドベースがすき。
ベースソロのとき使うウッドベースの高音って繊細そうでいつもコントロールが大変そうだなと思うんですけど、私はそれを耳を澄ませて聞くのを結構たのしみにする人間なんですよね。ベースソロの間音楽がすこし緊張するのがよくないですか、そうでもないかな…。
30日に気づいたんですけど須川さんの音はすきなほうの音がする。コンパクトに、品よく響くと思う。
そんなわけでソロが結構ちゃんと聞けたのが嬉しかった。またいろんなバンドで見たいなと思いました。

TAMAXILLE、2015年くらいに始まったらしいのだけど2015年にこのメンツ集めた
のすごいなと思うし選曲もオリジナル含め各奏者の持ち味が発揮されていて
とてもすきでした。I Remember Clifford軽率にもっかい聞きたいな。笑

ドラムがリーダーのバンドなのにドラムについての感想がかけなくて申し訳ないんですが印象でいうと激渋では、と思っていて、分かる人がきっと本田珠也さんの凄さのことは書いてくれると思うからミーハーは静かにしています。

水曜日ええまだあと3日も働くの嘘でしょ、と思った。でも素敵な時間でした。