20190109 天才バンドⅡ

@池下UPSET

 

別に絶対ライブ鑑賞のメモ書くって決めてるわけではないのだけど一個忘れてたから書きます。

奇しくもTENDREツアーで見れなかったドラマーさんを同じ場所で見ることになった。この日は日中体調が悪くて、でもチケットを無駄にしたくないなと思ってわりと申し訳ないテンションで会場に向かったのだけれど、着いたときには元気いっぱいの感じでライブが始まっておりあとはずっと笑ってたらよかった、ありがたい。

今ぽろぽろ思い出して楽しい気持ちになるのは松浦さんの即興ソング”ねじのうた”が最高だったこと。あと奇妙さんのとんかつにソースかけようとしたらおこられて彼女と別れた話とIKEAで試しに座ってみただけなのに彼女に即いらないと思うって言われてむきになって買って帰ったソファの話。体感MCと曲の時間半々くらいの気がする。

それから「Joy To The World!!」。カミデさんが物販用カウンターの上で歌っていて、客席を”いつまでもここで笑ってたいよ”チームと”エビシンガソン エビアンダグラン”チームで半分にして交互に歌わせつつ、ご指名ソロの”さよならは脳でノーフューチャー”で締めるっていう全員参加型C&Rが開催されたのだけど、その”さよならは脳でノーフューチャー”係に指名されたお客さんがめっっっっっっちゃライブハウスで見るお客さんだったんですよね。その日は私が最近見てるアーティストさんたちのライブの常連さん(”の”の連続)をあまり見かけなかったのだけど、指名された人見たら”うわあ見たことある人や!!”てなった。思わず終演後話しかけてしまった、出演者さんじゃなくてお客さんに。普通に「今度15日SONG BOOKいますか?」って聞いて「います!」って答えてもらう会話をした。普通こわいと思うのにニコニコ答えてくれていい方だったな…私の行いが本当むこうみずなのは反省が必要だけども…。でもいつもSTARTぎりぎりかなんなら間に合わない私と違って常にいい席で見てらして尊敬している。

ああ、でもあのライブを通して一番鮮やかな思い出になるだろう曲は、「わたしの歌」だ。

奇妙礼太郎 わたしの歌 - Google 検索

わたしの歌

わたしの歌

  • provided courtesy of iTunes

これはその前に聞いた奇妙さん自身のMCも大事だし、カミデさんが”僕は今ぜんぶの音楽のなかでこの歌が一番好きです”って言ってたのも大事だった。シンプルに自分を肯定できること、それを作品にして発表して、自分じゃない誰かが自分を認めてゆく道程に寄り添えること、本当にすごいなと思う。自分の肯定のことを歌って、誰かに分けてあげられる。それで、でもそれ以上のことを一個も歌ってないのが、苦しい人間には安心だなと思う、べつに自分を認めて好きになったからって人生がバラ色になって全部が上手くいく、みたいなことをひとつも言わないし、恋をする相手も出てこない。

”わたしはわたしを好き 好きなの”

そのせいでできないことが蠱惑的に見えることもしばしばあるのだけど、いざ生存が危うくなったときにはきっと自分のことを好きな気持ちのことを頼りにするだろうと思う、今はこういう歌が私のiTunesには入ってるってことだけ覚えておこうと思っている。

おやすみなさい。