便利

好きな人たちにとっては便利で都合のいい人間でいたいなと思うし、暇だし、好きだし、と思ってお知らせしてもらうとライブでもお店でも行く方だと思うのですが、
個々の人間に対する親愛の情がない場合にも私がその類のことがすきなのは私がいなくても勝手に始まるからかもなと思う。

落下する夕方」の華子が、時間通りに終わるラジオのことを、終わるときにさみしくなるのがいい、きちんとしてるの、と言いながらいつも聞いていたのに少し近いかもしれない。

現実が私合わせになったり私待ちになったりするのに耐えられない、私がいなくても勝手に始まっててほしいし私がいてもあんまり気にしないでほしい、身勝手なものだな。

便利な人間でいたいと言いながら、実際には便利でいてくれるのは各種コンテンツ人間たちであり、そういう人間たちのこといつも見てたいなと思う、幕やらシャッターやらを時間通りに上げてくれる人たちのこと。